最初に出会ったのは、「苦役列車」というか、それしか読んでいないが。
作者の西村賢太という人から得た強烈な印象は忘れられない。

受賞のインタビューを見たとき、本当にムサいというか、およそ垢抜けない人で、バイトで資金を稼ぎながら、コツコツと書きためたという経歴も今風でなく新鮮だった。今の作家さんて、実際の生活はどうだかわからないが、結構すっきりした、格好いい人だったり、おしゃれな人だったりする・・今の時代の風潮かもしれないが、「頑張ってきました!」というのを表面に出さないのが流行の時代に、地面にはいつくばって、ちょっと引きこもりの人生を送りながら小説を書いてきたっていうのが・・ほお~?っと思った。友達が「あんな小汚い、垢抜けないのが賞を取るんやろね。ちゃんとしゃべるのもしゃべれないしね。」と言っていた。

その後、文芸春秋買って「苦役列車」を読んだら、うわうわうわ・・漢字がずらずら並んでいる。ちょっとこの漢字やら熟語の難解さは、高尚な文学作品というより、ちょっとオタク系のこだわりがぷんぷんする文章だった。

今日は、NHKに出ている。
いやー、こんなに饒舌な人だとは思わなかったねえ・・
また、このぷんぷんする文章、読んでみたい。どういい、というのが言えないが、妙に魅かれる人である。

コメント

もりのいずみ
2011年10月14日18:44

テレビ、仕事の昼休みに観てました。
受賞の時のプロフィールと作風で、ちょっと苦手かも・・と食わず嫌いな反応をしてしまっていたのですが、今日のテレビで印象がガラッと変わりました。
特に、笑い方が私好みで(笑)。あーいう豪快な笑い方する人、好きだわ~。
今度読んでみようと思います。

ありす
2011年10月14日18:59

でしょ、でしょ~。人間の印象って不思議ですね。彼は本当にしゃべると全然違う・・文章は確かに彼のものだとわかりますが、とにかく人間臭いお話、思わず引き込まれてしまいます。

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