こんにちは

大急ぎで出かけようとしたら、バスが停まった・・「いやいやいや・・バスには乗らないで、歩くんだもーん・・」

バスから降りてきた人の中に、お隣のおばあちゃんがいた。

大きなリュックをしょって、財布にせこせこ敬老パスをなおしている。
「こんにちは」

「は・・？？？」

にっこり～

「あの、えーーと」

「ああ、お隣のありすです♪」

「ああ、はいはいはい！すみません～・・すぐ忘れちゃって・・（照れ笑い）」

「いえいえ～・・・ジムですか？」

「あはは～・・・いやいやいや。どーも・・声をかけてくださって本当にありがとうございます～。」

「どーも・・お気をつけて～、失礼します。」

「ごめんくださいまし」

このおばあちゃん、大正生まれだそうだが、とにかく元気。ジムに毎日行って
「本当は駆けたいところなんですけど、さすがに無理で、プールで歩いたり、ストレッチしたりです。」

「駆ける」ってのもちょっとめずらしい言い回しやなー・・東京の人かしらね。

「いいお天気ですね。」
「さようでございます。本当に暖かくてようございます。」

え・・・えーと。

私は彼女の事をよく知っている。
うちの台所はお隣の玄関に面していて、私が台所でごそごそしていたら、お隣の玄関まわりでお掃除したり、出かけるのに鍵を閉めたりしている様子がよく見える。別に観察しているわけではなく、鍵を２回も３回も閉めたり、確認したり・・
植え込みに水をやるのは重いからか、ペットボトルにお水をいれて「とぽとぽとぽ・・」とか丁寧にしていたり、出かけるときには玄関の信楽のタヌキ（２匹も大きいのがいる）の頭をなでなでしていくのとか・・・まるで、うちのおばあさんのような気分だが、向こうはいつもかがんでいる（耳が遠いので、台所から叫ぶのもね・・）ので、多分見えないだろうしね。

ということで、たまに話しかけてびっくりさせている。しかし、本当にやさしくて可愛いおばあちゃんで大好きだ。

☆☆

今日の糸子ちゃん、よー走ったなあ・・しかし、いい感じです。あの飛び込み営業で仕事が取れた押しの強さというか、いい時代ですわね。
おばあちゃん「行って来い！」格好ええわー。お母さん「へえへえ、すいません　て言うとけばええねん。」しかし、神戸のおじいちゃんがいてよかったよねえ。