リコーダー三昧

週末はリコーダーだらけだった。
日曜はいつもの週末のアンサンブル。今月はバロックで、クヴァンツのトリオソナタが私的にはメインだったが、盛りだくさんで幸せな時間を過ごした。

最初は、ファッシュ。以前、この曲のトラベルソのパートを無理やりリコーダーで吹いて本当に大変～（大汗）だったので、今回はトラベルソとのアンサンブルでとっても楽しみだった。確かに、作曲家がトラベルソと指定しただけあって、トラベルソで吹くと本当に美しい。あ～♪いいなあ・・・キレイ～。リコーダーは二本で絡むが、結構気を抜くと、おーーーっとっと行方不明になるので集中しっぱなしだった。いいですよお、この緊張感。
そして、クヴァンツのソナタ。これはリコーダーとトラベルソ一本ずつ。相手の方が本当にリズムもピッチも正確で足をひっぱらないか、必死でついていく。案の定、例の場所！が入りはいいが、途中で吹き切れずもつれて誤魔化して・・・あー、がっかり。一生懸命頑張ったが、やはりこなせていない。是非、リベンジしたいなー。

そして、ルイエのクインテット、これは私にとって外国語のh-moll。どーも、指が慣れない。落っこちないでついていくのがせいっぱい。でも、この4本の音の響きが重厚で本当にぞくぞく。アンサンブルっていいねえ。音が重なれば、重なるほど複雑でキレイ。

電車の中で録音を何度も聞いてしまった。うーーー、失敗が目立つなあ。しかし、とっても楽しいアンサンブルだった。

☆☆

あんまり、トラヴェルソの音がすばらしいので、つい・・欲しい欲しい病に火がついてしまった。調べたら4万円を切る値段で、結構いい樹脂のが入手できる。定価は5万近いから、ここは、買いだな・・・と思っていたが、ちょっと踏み切れなかった。「もう、買おうかと、サイトも決めていて・・」と話したら、「一緒に買ってください」と言う、なんともステキなお誘いが。一緒に買うっていうのがどうなのかわからんけど、友達も男らしいわ～・・・前からやりたいって言っていたけど、その思い切りの良さに脱帽。ということで、二本注文しました。案の定、在庫がなくて、メーカー取り寄せになったけど、まあ、定番商品だからほどなく来るでしょう。
きゃーーーー、トラヴェルソも買ってしまいました。さあ、やるしかないぞ！
はた・・・友達は音大だから授業の一環でフルートの経験あったんだった。私は素人・・あちゃ・・。でも、考えたら比べるわけでもないし、そもそも素人なのはどうしようもないから、練習します。はい。鳴るといいなあ。

☆☆

今日は、教会でのコンサートに誘ってもらった。
ステキな教会で、響きも最高！牧師さまのお話も前回とても楽しかったので、楽しみ。曲の解説や、背景、由来とかちょこっと説明があって、とっても楽しい。
バッハあり、クライスラーあり、チャイコフスキーあり、ブクステフーデ、ビヴァルディときて、奥華子・・・・時をかける少女のテーマ。いや～。面白い構成です。ちょこっとジャズもあった。

このメンバーはいわゆるプロではないと聞いていたが、もうほとんどプロ。入場料とっても全然おかしくない（まして、お茶まで出た）内容だった。テクニックはすごいし、編曲もステキ。たまに、世の中にはわけのわからん編曲する人いるけど、ここの曲はすっきりして、とってもチャーミングの曲編成だった。多分、メロディーを吹いている方が編曲をされているのか・・・ちょっと自由人ぽい、ユニークな男性で背が高くて、ぱっと見はごっついおじさん。が、まあ、なんと、天使のような音。楽器の音と顔って正比例する場合と、そうじゃない場合とあるけど、そうとも言うっていう感じ。
しかし・・・はっと我に返って。あれ、私達の吹いているのと同じ（厳密にはずっといい楽器だけど）リコーダーっていう楽器だよねえ。なんか、別の世界を見ているようだった。あーあ・・・へこむなあ。あんなの見たら、いかに私がちーちーぱっぱの子供だましの演奏をしてるかという気分になる。指なんて、おんなじ人間？倍速で動いてるよ。早いのに、きれいだよ。えーん・・・こんなの見たら吹けない。

お茶の時間に、練習の話をしていて・・やはり、速くてキレイに吹く、初見でばんばん吹くには、基礎練習が大事っていうことを言われている人がいた。１２調の音階とアルペッジョ大事ですね。これをやっていたら、h-moll外国語なんて泣きははいらんってこと。最近、ちょっとわかってきたことは、今私がこの曲ならもう少し練習したらある程度ふけるかな・・・この曲はもう到底無理だから、少し腕を磨いてからチャレンジするかな、っていう見極めが出来るようになってきたかもしれない。楽に吹ける所から訓練すること・・・大事ですね。無理は禁物です。
帰り際、演奏者さんと皆さんがお話されている横にいて「いや、合わせれば合わせるだけ崩れるので、あんまり合わせの練習はしてないんですよ。数回かな？」へーーー・・・それで、あんだけ合うわけね。もう、目を白黒って感じでした。