リコーダーのお祭りがあるので名古屋を越えて岡崎まで行くことになった。
さあて・・・どうやって行くのか。
新幹線？バス？それとも近鉄の特急でしょうか。
という話をしていたら、青春十八切符が使えるよ、と聞いた。
5枚で11500円で買える旅行用の切符。しかし、この切符は普通と違って5枚がセットと決まっている。それも、切り離して使えない。使える期間も決まっている。要するに自分で五回行くか。同時に5人で行くか、または2人でも3人でも一緒に使って後は別途使う。
話には聞いていたが 使えるのかな。調べれば調べるほど、いろいろ難しそうな切符であまりのんきな旅行には向かないかも。
夫いわく「うまく行けば往復で2300円だよ」
いや、それほど節約する必要はないし、多少は遊んでもいいとは思うが。たまの旅行だしね。しかし、そういう各駅停車の旅はちょっと興味があってね。
一緒に行くお友達たちは新幹線の安いプランを探してくれて、一緒に食事をしましょうよ、と誘ってくれる。とってもうれしいが、一旦面白そう と思ってしまったら今回はあきらめようという気持ちになかなかなれない。協調性のないやつなんだよねえ、私って。
でも、一旦決めたので楽しむことにした。
まず、切符を買うところからはじめる。
この切符は二月の後半から売り出し。もう既に三月も半ば。さて、あるだろうか・・
大体どこで売ってるの？ＪＲの駅で正規のは売っているらしい。そりゃそうだ。ＪＲの企画商品だから。しかし、それを買っても使い切れない。
私がほしいのは、一回だけ使うやつ。
で、チケットショップに行ってみる。図書館の近くにはチケットショップがいっぱいある。それに、我が家の最寄り駅にもとりあえずもう一軒ある。
一軒目
「あの、十八切符ありますか？」
「ありますよ。11300円です。」あら、安くなってる。そうね、時期がすぎれば安くなるのかしらね。
「できたら一回分のが欲しいんですけど」
「あ、ありませんね。それは」
二軒目
「あのー、十八切符～」
同じ会話。
「もしよければ、貸し出し というシステムがありますよ。お貸しして、必要な分だけ使って戻してもらったらその分清算します」
ほーそれはそれは。
「ただ、使う前日に取りに来てもらって、すんだらすぐ返してもらいます」
土曜に行く・・・そして、月曜に返す。さあて、出来なくはないが。
ちょっと考えます。
まあ、このレンタルがいいのかな～・・・
雨が降っていて、寒くて、友達が付き合ってくれるので申し訳ないのでとりあえず帰って考えよう。だってね、本当にすごい吹き降りだったんです。この日。私の乗る駅は歩いて5分をめげるくらいの雨。
地下街に下りて駅に向かおうと・・した時。ふっと思い出した。そうそう、この地下街にももう一軒あったんだわ。
「あの～・・」同じ会話。
「残念ですが、4回分と5回分が一枚ずつしかありません。」
「そうですか。それでおいくら？」
「4回で9300円ですね。」
「そうなんですね。余ったらこまりますしね。」
「持ってきてください。買い取ります」
「あら、そうなの？で、おいくらになりますか？」
「えーーーーと、20日までにお持ちください。そこから値段がぐっと下がります。二回分は値段がつくんですがね、多いのはもう売れないんですよ。」
「で、どのくらいに？」
「えーとね、そうそう6900円ですよ。」
「ということは」
「一枚2400円ということですから、割とお安いですね」
なーるほど！私は月曜日にも出かけてくるのでいいかもね。
即決で9300円買って帰った。
☆☆☆
そして、当日の朝。
家を出発したのは8時過ぎ。
地下鉄で新長田まで行く。それからＪＲに乗り換える。
改札で切符にスタンプをぺたり！
さて、いよいよ出発～♪
新快速で米原まで行って、そこから大垣まで。大垣乗り換えたらあとは岡崎まで一気に行ける。
十八切符のコツはよくしらないが、まずはずっと電車に乗っているのでトイレと食べることが問題だ。新快速にもトイレあるの？知らなかったよ。トイレは一番後ろの車両と中間くらいにある。で、12両編成の12両目で待つ。こーーーーーんなはしっこまでホームがあったのね、というくらい向こうのほうだった。誰もいない・・・いやいやいや、ちゃんとそれっぽいショルダーバッグにジーパンの女性が立っている。ほほ、ご一緒ですね。
【神戸駅】
新快速を待つ。ホームは吹きさらしで寒い～
げっ！満員。うわーーー、これはえらいこっちゃ。朝が早かったし、この車両の人たちは結構同じ目的の人が多いはず。これはあかんやん。
【三宮】
車両の半分くらいのお客さんが降りた。あ、そう？だったのね。で、とりあえず進行方向の座席を確保。ＪＲ西日本の新快速の車両はとても良いと聞いた。すわりごこちもね。座席も広いしクッションもまずまず。これなら寝れる～。
【芦屋】
新快速と言っても最近は結構よく停まるんですね。
【尼崎】
車内ぱらぱら立っている程度。お茶飲んだりしつつ。居眠り。淀川を越えます。
【大阪】
ほとんどの人が降ります。こんどはぱらぱら座っている程度。そうなると座席で足を伸ばす人、トイレに立つ人。そうここらで一斉にトイレの取り合いが始まる。順番にドアの前へ。
【高槻】
今日は暖かいはずが、なんだか寒いよ。コート着たまま読書したり、音楽聞いたり。
しかし、意外とスマホの電池が減る。これは節約していく。
しばらく駅をメモするの忘れた（^^;）
【大津】
もうすぐ琵琶湖かしらね。町並みがのどかな感じ。田園風景が続く。だんだん停車駅が増えてきた。
【南草津】
瀬田あたりですね。琵琶湖は見えません。建物が黒っぽくなってきた。
【守山】
うわー、コーヒーの良いにおい。だれか持って入ってきた。最近は駅弁も何もないのでひたすら自前の食べ物のみ。栗東の駅を通過。
【野洲】
ほたるの町やす。大きな川を渡りました。瀬田川？
【近江八幡】
畑がずっと広がっているが高い山も見えてきた。スーパーの建物には「ＨＥＩＷＡＤＯ」のマーク。そうそう、沢庵の入ったサラダパンの店でしたよね。
【能登川】
どんどん山の中に。近隣の人の足ですね。喪服の夫婦が荷物いっぱい持って「もしもし！まだ、ついてないで。もうすぐおりるで」
【彦根】
永源寺とか多賀神社とか。沢山城跡とか、運動場になっています。ここから近江塩津に向かって4両だけ切り離すそうです。
停まったら自分でドアをあけるのよ。5分前から降りる準備していたおじさん、ドアが開けれなくて。私が押して開けたら「わっ、すんませーん」
【米原】
乗り換え。駅に蕎麦屋や弁当屋がある。帰りは利用できるかしら。
しかし、乗換えが5分くらいしかないのでトイレくらい？残念、トイレはいっぱいだった。並ぶ余裕はない。
ここの乗り換えは隣のホーム。みんな一斉に小走り。そう、座りたいんだ。
東海の車両は西日本より少し古い。なんかね～。
いきなりもう満員に。あらま。
【醒ヶ井】
となりにいるのは外人の女の子「あ、すいません」なんて言ってます。
【柏原】
通路向こうにいる金髪の男性。スーツケースとリュック。長旅ですね。
【関が原】
わ、あの関が原の合戦の？もっと野原かと思ったら結構山のなかです。
周りの乗客はジャージにウインドブレーカー、スニーカーの人が多い。
【垂井】
空いているので食べたり飲んだりは平気。パソコンを開いている人も結構いる。
【大垣】
次の乗り換え駅。ここは10分あるが・・・やっぱり、みんな走る。わー、そうなのね。
エスカレーター。どっち？立つのと歩くのと。いや、両方で歩いているよ。なんか変～
なんとか座れて。
【穂積】
隣のお姉さん。ビニール袋だして・・何するのかと思ったらみかん食べ始めた。
あらま。でもいい香りなのでいいか。と食べ終わったら、もう一個。おやおやおや、また食べて～なんと三つ完食。
【岐阜】
周りのせりふが変わってきた。「なんとかするもんで～」
うっわー、中部やここ。岐阜は高山線乗り換え。また人がどっと降りたが、乗ってくるのも多い。都会の雰囲気。
中略
【名古屋】
どっと空いた。ちらっとホーム見たら、きしめんの看板。あら、美味しそう。これは食べないとね。立ち食いのそばは実は初めてです。最初に注文してお金を払う。ほお。
「きつね きしめんで」 麺は きしめん うどん そば から選べるようだ。ホームなので、電車が来るのがわかる。次の快速に乗りたいからあわてて食べる。
【共和】
新快速なら停まらない？ここ。
【大府】
おおぶって読めますか？普通なら読めないよね。
【刈谷】
さて、もうすぐ岡崎よ。
【岡崎】
おお、結構都会の駅。びっくり。で、バスを探す。
行き先は「東岡崎」
「あの～、これ東岡崎行きますか？」
「あ、行くんだけどねええ、後ろの2番のほうが早いんだわ。そっち行って、待っとって頂戴。」
で、2番のバス停にて
「あの～」「はいはい、行きますよ。あ、表示出してなかったっけね。ごめんなさい～」
「で、お客さん 現金ですか？」「はい」「ああ、じゃあ220円ですからね。出しとってね」
妙に親切。
なんとかバスを降りて目的地にたどり着いたのでした。
往路 おしまい。 復路は明日ね。
さあて・・・どうやって行くのか。
新幹線？バス？それとも近鉄の特急でしょうか。
という話をしていたら、青春十八切符が使えるよ、と聞いた。
5枚で11500円で買える旅行用の切符。しかし、この切符は普通と違って5枚がセットと決まっている。それも、切り離して使えない。使える期間も決まっている。要するに自分で五回行くか。同時に5人で行くか、または2人でも3人でも一緒に使って後は別途使う。
話には聞いていたが 使えるのかな。調べれば調べるほど、いろいろ難しそうな切符であまりのんきな旅行には向かないかも。
夫いわく「うまく行けば往復で2300円だよ」
いや、それほど節約する必要はないし、多少は遊んでもいいとは思うが。たまの旅行だしね。しかし、そういう各駅停車の旅はちょっと興味があってね。
一緒に行くお友達たちは新幹線の安いプランを探してくれて、一緒に食事をしましょうよ、と誘ってくれる。とってもうれしいが、一旦面白そう と思ってしまったら今回はあきらめようという気持ちになかなかなれない。協調性のないやつなんだよねえ、私って。
でも、一旦決めたので楽しむことにした。
まず、切符を買うところからはじめる。
この切符は二月の後半から売り出し。もう既に三月も半ば。さて、あるだろうか・・
大体どこで売ってるの？ＪＲの駅で正規のは売っているらしい。そりゃそうだ。ＪＲの企画商品だから。しかし、それを買っても使い切れない。
私がほしいのは、一回だけ使うやつ。
で、チケットショップに行ってみる。図書館の近くにはチケットショップがいっぱいある。それに、我が家の最寄り駅にもとりあえずもう一軒ある。
一軒目
「あの、十八切符ありますか？」
「ありますよ。11300円です。」あら、安くなってる。そうね、時期がすぎれば安くなるのかしらね。
「できたら一回分のが欲しいんですけど」
「あ、ありませんね。それは」
二軒目
「あのー、十八切符～」
同じ会話。
「もしよければ、貸し出し というシステムがありますよ。お貸しして、必要な分だけ使って戻してもらったらその分清算します」
ほーそれはそれは。
「ただ、使う前日に取りに来てもらって、すんだらすぐ返してもらいます」
土曜に行く・・・そして、月曜に返す。さあて、出来なくはないが。
ちょっと考えます。
まあ、このレンタルがいいのかな～・・・
雨が降っていて、寒くて、友達が付き合ってくれるので申し訳ないのでとりあえず帰って考えよう。だってね、本当にすごい吹き降りだったんです。この日。私の乗る駅は歩いて5分をめげるくらいの雨。
地下街に下りて駅に向かおうと・・した時。ふっと思い出した。そうそう、この地下街にももう一軒あったんだわ。
「あの～・・」同じ会話。
「残念ですが、4回分と5回分が一枚ずつしかありません。」
「そうですか。それでおいくら？」
「4回で9300円ですね。」
「そうなんですね。余ったらこまりますしね。」
「持ってきてください。買い取ります」
「あら、そうなの？で、おいくらになりますか？」
「えーーーーと、20日までにお持ちください。そこから値段がぐっと下がります。二回分は値段がつくんですがね、多いのはもう売れないんですよ。」
「で、どのくらいに？」
「えーとね、そうそう6900円ですよ。」
「ということは」
「一枚2400円ということですから、割とお安いですね」
なーるほど！私は月曜日にも出かけてくるのでいいかもね。
即決で9300円買って帰った。
☆☆☆
そして、当日の朝。
家を出発したのは8時過ぎ。
地下鉄で新長田まで行く。それからＪＲに乗り換える。
改札で切符にスタンプをぺたり！
さて、いよいよ出発～♪
新快速で米原まで行って、そこから大垣まで。大垣乗り換えたらあとは岡崎まで一気に行ける。
十八切符のコツはよくしらないが、まずはずっと電車に乗っているのでトイレと食べることが問題だ。新快速にもトイレあるの？知らなかったよ。トイレは一番後ろの車両と中間くらいにある。で、12両編成の12両目で待つ。こーーーーーんなはしっこまでホームがあったのね、というくらい向こうのほうだった。誰もいない・・・いやいやいや、ちゃんとそれっぽいショルダーバッグにジーパンの女性が立っている。ほほ、ご一緒ですね。
【神戸駅】
新快速を待つ。ホームは吹きさらしで寒い～
げっ！満員。うわーーー、これはえらいこっちゃ。朝が早かったし、この車両の人たちは結構同じ目的の人が多いはず。これはあかんやん。
【三宮】
車両の半分くらいのお客さんが降りた。あ、そう？だったのね。で、とりあえず進行方向の座席を確保。ＪＲ西日本の新快速の車両はとても良いと聞いた。すわりごこちもね。座席も広いしクッションもまずまず。これなら寝れる～。
【芦屋】
新快速と言っても最近は結構よく停まるんですね。
【尼崎】
車内ぱらぱら立っている程度。お茶飲んだりしつつ。居眠り。淀川を越えます。
【大阪】
ほとんどの人が降ります。こんどはぱらぱら座っている程度。そうなると座席で足を伸ばす人、トイレに立つ人。そうここらで一斉にトイレの取り合いが始まる。順番にドアの前へ。
【高槻】
今日は暖かいはずが、なんだか寒いよ。コート着たまま読書したり、音楽聞いたり。
しかし、意外とスマホの電池が減る。これは節約していく。
しばらく駅をメモするの忘れた（^^;）
【大津】
もうすぐ琵琶湖かしらね。町並みがのどかな感じ。田園風景が続く。だんだん停車駅が増えてきた。
【南草津】
瀬田あたりですね。琵琶湖は見えません。建物が黒っぽくなってきた。
【守山】
うわー、コーヒーの良いにおい。だれか持って入ってきた。最近は駅弁も何もないのでひたすら自前の食べ物のみ。栗東の駅を通過。
【野洲】
ほたるの町やす。大きな川を渡りました。瀬田川？
【近江八幡】
畑がずっと広がっているが高い山も見えてきた。スーパーの建物には「ＨＥＩＷＡＤＯ」のマーク。そうそう、沢庵の入ったサラダパンの店でしたよね。
【能登川】
どんどん山の中に。近隣の人の足ですね。喪服の夫婦が荷物いっぱい持って「もしもし！まだ、ついてないで。もうすぐおりるで」
【彦根】
永源寺とか多賀神社とか。沢山城跡とか、運動場になっています。ここから近江塩津に向かって4両だけ切り離すそうです。
停まったら自分でドアをあけるのよ。5分前から降りる準備していたおじさん、ドアが開けれなくて。私が押して開けたら「わっ、すんませーん」
【米原】
乗り換え。駅に蕎麦屋や弁当屋がある。帰りは利用できるかしら。
しかし、乗換えが5分くらいしかないのでトイレくらい？残念、トイレはいっぱいだった。並ぶ余裕はない。
ここの乗り換えは隣のホーム。みんな一斉に小走り。そう、座りたいんだ。
東海の車両は西日本より少し古い。なんかね～。
いきなりもう満員に。あらま。
【醒ヶ井】
となりにいるのは外人の女の子「あ、すいません」なんて言ってます。
【柏原】
通路向こうにいる金髪の男性。スーツケースとリュック。長旅ですね。
【関が原】
わ、あの関が原の合戦の？もっと野原かと思ったら結構山のなかです。
周りの乗客はジャージにウインドブレーカー、スニーカーの人が多い。
【垂井】
空いているので食べたり飲んだりは平気。パソコンを開いている人も結構いる。
【大垣】
次の乗り換え駅。ここは10分あるが・・・やっぱり、みんな走る。わー、そうなのね。
エスカレーター。どっち？立つのと歩くのと。いや、両方で歩いているよ。なんか変～
なんとか座れて。
【穂積】
隣のお姉さん。ビニール袋だして・・何するのかと思ったらみかん食べ始めた。
あらま。でもいい香りなのでいいか。と食べ終わったら、もう一個。おやおやおや、また食べて～なんと三つ完食。
【岐阜】
周りのせりふが変わってきた。「なんとかするもんで～」
うっわー、中部やここ。岐阜は高山線乗り換え。また人がどっと降りたが、乗ってくるのも多い。都会の雰囲気。
中略
【名古屋】
どっと空いた。ちらっとホーム見たら、きしめんの看板。あら、美味しそう。これは食べないとね。立ち食いのそばは実は初めてです。最初に注文してお金を払う。ほお。
「きつね きしめんで」 麺は きしめん うどん そば から選べるようだ。ホームなので、電車が来るのがわかる。次の快速に乗りたいからあわてて食べる。
【共和】
新快速なら停まらない？ここ。
【大府】
おおぶって読めますか？普通なら読めないよね。
【刈谷】
さて、もうすぐ岡崎よ。
【岡崎】
おお、結構都会の駅。びっくり。で、バスを探す。
行き先は「東岡崎」
「あの～、これ東岡崎行きますか？」
「あ、行くんだけどねええ、後ろの2番のほうが早いんだわ。そっち行って、待っとって頂戴。」
で、2番のバス停にて
「あの～」「はいはい、行きますよ。あ、表示出してなかったっけね。ごめんなさい～」
「で、お客さん 現金ですか？」「はい」「ああ、じゃあ220円ですからね。出しとってね」
妙に親切。
なんとかバスを降りて目的地にたどり着いたのでした。
往路 おしまい。 復路は明日ね。
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