ＧＷ（ウィーン）

チェスキークルムロフからバスで一寝入りしたらもうオーストリアでした。
ウィーンは新婚旅行以来です。実は新婚旅行で、オランダ、オーストリア、ドイツ、スイス、フランスと回って、一番好きなのがウィーンの街でした。アマデウスの映画の建物がそのままのこっているという古風な感じの田舎町で思い切り昭和の感じの印象を持っていたんですが、来てみてびっくり！素敵なバロック風の建物にはブランド店がずらりと並んでいて、幻滅でした。物価もしっかり高くなっているし。でも、まあ、馬車が走っていたり街中ではずらりと並んだカフェでコーヒーを飲んでいる人たちは昔のままですがね。

ウィーンは結局丸一日しかいなかったので、ほとんど見れませんでした。
とにかくまずはシェーンブルン宮殿。マリアテレジアの時代からフランツヨーゼフの時代、ナポレオンがいた時代といろんな時代を経てきたんですね。広い、広い宮殿で二時間かけて説明を受けました。一日しかいないのに、なんでここが二時間、いや、それはそれですね。どこかに集中して見るってのもいいもんです。各部屋の装飾もすばらしいし、エリザベート（あまり、ここにはいなかったらしいけど）の部屋や肖像画とってもきれいでした。

そのあと、ウィーン市内をバスで回りました。ウィーンは狭い街ですからね。すぐ回れます。二重の環状線の中に街がきゅっとまとまっていて。お墓やら公園の中にいろいろな作曲家や詩人の銅像があるのを見るのも楽しいです。王宮の中にはたくさんの美術館があってそれも見ごたえが。食べ物はまずはウインナーシュニッツエル。薄く伸ばした肉を揚げ焼きにしてレモン汁をふって頂きます。美味しい！大きい割にぺロりと行けます。それから、スィーツ。街中の屋台ではパン生地を筒に巻いてぐるぐる伸ばして炭火で焼いたものが売っています。みんながそれを歩きながら食べているので、それもチェック。少し甘くてあっさり美味しい。それから、ウィーンはカフェの街。とにかく商店街にはそこらじゅうにカフェが。いわゆるウインナーコーヒーはアインシュペンナー、カプチーノはメランジェとそれだけ覚えました。そして、ケーキは入り口のショーケースから選ぶスタイルが多いです。やっぱり有名なのはザッハトルテで有名なスタイルのチョコレートケーキ。私はクグロフ（フルーツの入ったパンケーキ）が食べたかったのに、夕方にはなくなっていました（泣）。あ、ちなみに行ったのはオペラ座裏のカフェ・モーツァルト。ここに来たかったんですよ。

立ち食いと言えば、やはり屋台でフランスパン（柔らかい）に穴をあけて太いウインナとケチャップ、マスタードをたっぷり入れて食べるホットドッグのような感じです。ウインナはチーズ入り、ケーゼクライナとか言うんですかね。

またしても高い処が好きな夫は、シュテファン大寺院の塔に登りました。これまたエレベーターです。景色？素敵でしたよ。そりゃあ。高いんだもん。でも、寒くて寒くて死にそうでした。

自由時間にはどこへ行こう？　
いろいろあるんです、エリザベートの持ち物を見るシシィ博物館　これも素敵。でも、少し混んでいるようで。あと、王宮の中にはいろんな博物館。または、オペラ座の見学。しかし、オペラ座は残念なことにお休みでした。

ぶらぶら歩いていたら　古い教会があったのでひょいと入りました。ペーター教会。
これは、すばらしかったです。中でパイプオルガンの演奏をしていたし、その内装のすばらしいこと！これはめっけものでした。写真も撮れるし。無料でした。

あと、迷った挙句行ったのが、美術史博物館。ここはルーブルに匹敵するくらいの美術品が見れます。意外と有名じゃないんだけどね。やっぱりハプスブルグ家の財力は半端じゃありません。エジプト時代のミイラや装飾品から現代の作家の作品まで。フェルメールやレンブラント、ルーベンスなんかの絵もたっぷり。そうそう、ラファエロの草原の聖母なんてのもありました。一通りあっさり見て2時間。もう、足が棒になりました。

夕方はツアーについているコンサート。シャーンベルン宮殿の一間でミニコンサート。
モーツァルトが半分、ウインナワルツが半分。私はモーツァルとが良かったな～♪

ところが、ここでえらい事件が。コンサートは晩御飯の後で8時ごろからスタートだったので10時近くなります。なので、終わったらすぐ帰ろうね、と添乗員さんが言っていた・・・にも関わらず、うちのツアーのバスが来ない。待っても待っても来ない・・・あれれ？
とうとう劇場のスタッフも帰ると言いだし、真っ暗がりの中で待つことしばし。バスがとうとう来ないので、タクシーで帰りました。この日、ウィーンではデモがありバスが動けなかったというのが言い訳らしいです。なんだかんだでホテルに帰ったのは11時半を回っていました。もう、シャワーを浴びて寝るだけ（ｚｚｚｚｚｚｚ）