おっと、ちょっと気を許すと時間があっという間にたってしまいますね。
旅行から一週間がたってしまいました。忘れてしまう・・

旅程最後はハンガリーです。
ウィーンからバスでとことことこと3時間ほど。途中休憩などを入れて朝ホテルを出たらお昼ごろには到着です。しかし、道が悪い。もう、でこぼこです。バスでうつらうつら・・・できません。ごつん、ごつんごつん・・体が痛くなってしまいます。
それと、ウィーンの都会風の風景から一転。え、ここは小人の村?というくらいかわいらしい雰囲気の一軒家が並びます。瓦屋根の田舎風の家々。でも、よくよく見ると屋根がぼこぼこにへこんでいたり。そう、空家が並んでいます。そして、しばらく行くと大きな工場・・・跡。すごい規模の大工場が崩れて廃墟になっていました。戦争の後?というくらいの惨状です。おそらく社会主義のころの工場がそのまま残されて廃墟になったのでは?というのが添乗員さんの言でした。

そして、まずお昼ご飯。。お金はユーロではなくフォリント。1フォリントが0.5円くらい。だから1000フォリントとあれば 500円ということですね。
お昼御飯にはなんと生野菜が出ました。うわー、久しぶり。ヨーロッパに来るとなかなか生野菜が食べられません。しかし、ハンガリーでは結構生野菜が登場します。お酢につかったザワークラウトとは違い、生野菜にお酢をかけて食べます。これは美味しい!
そして、グヤーシュ。お肉の煮込みシチューです。しっかり煮込んで味が良いスープを頂きます。のっかっていたのは、小さなピーマンの切れはしのような・・・。ん?ぱくり!
きゃーーーーーーーーーーーーーーー!!!

辛い!

これが有名なハンガリーのパプリカですね。ここはパプリカを生でも、煮ても粉にしてもたくさん食べます。グアーシュもパプリカの風味を生かしたシチューです。
で、ワインを頂きますがこのワインもちょっとくせのある独特の味です。美味しいけどね。多分、こういう味付けに合うようなお酒になっているのでしょう。
デザートはクレープにチョコレートソース。パラチンタっていうのとは少し違うのかな?

最初はマーチャーシュ教会。外側は普通の教会です。ハンガリー郊外の丘の上にたっていて外側は普通のゴシック風の教会。13世紀に出来た形がまだそのまま残っていますね。ところが、中に入ってびっくり!思いっきり色彩豊かでトルコ軍が来たときにモスクとして使われていた名残がわかります。そのあたりは、すごい工事中で道が掘り返されていました。どうも、街を整備すべく掘ればどんどん遺跡が出てくる、ということでずっと整備が続いているそうです。そして、そういった建物群の中になんとヒルトンホテルがありました。わー、昔の教会に泊まれるの?すごいね。一時調子のよい時にはホテル内にカジノもあったそうで、なんと実在の教会の建物にカジノがあったのは世界中でここだけだったそうです。神様もびっくりですね。

その日は早くにホテルに到着。ちょっと散歩をしたりあたりの様子を見ます。ホテルは地下鉄の駅前で便利な所にあり、出かけるには好さそう。それに、ショッピングモールもありいい感じです。しかし、街はたいてい6時ころにはみんな閉まってしまうんですね。ヨーロッパはサマータイムで朝が早いから、みんなとっとと夜は早く帰ってしまうというわけ。
そして、楽しみにしていたドナウ川のクルーズがあるんです。
まずは腹ごしらえ。食事も船のレストランで川べりの船の中にあるいい感じのレストランでやっぱりグアーシュともう一品は魚。「お肉と魚とどっちにします?」と言われ、うーん・・・日本人はこういう時、魚っていうんですね。でも・・「ここはね、海がないので川魚なんですよ。今日の魚はパーチっていうそうですよ」なんてコメントが。パーチ?え、もしかして川ナマズとかいうんですか?なんて言う人が。きゃー・・・それはパス。私はお肉にしよう。しかし、ここでチャレンジするのがうちの夫。「まあ、食べられなかったらそれでもいいよ」なんて。
12人いるメンバーで魚を選んだのは二人でした。どっちも酒飲み。お酒が入れば少しくらい臭い魚も大丈夫だよ。ということですね。
で、実際は・・・・美味しかったんです。カレイのようなさっぱりしたお魚を素揚げしてありました。夫は、大満足でワインのおかわりまでしてました。

ドナウ川のクルーズは楽しみにしていたイベントの一つです。
ハンガリーの5月は夜がなかなか来ません。8時前でもまだ明るい。夕暮れの川べりの写真などぱちぱち撮ってお散歩しながら船に。
運よく船は私たちの貸し切り。12人で50人乗りの船に。
日が暮れてきました。それとともに川べりのライトアップされた建物がきらきら光りだします。くさり橋、国会議事堂。どれもこれもとってもきれいです。

1時間あまり景色を楽しみましたが、後半は寒くて船室でぶるぶるしていました。

さて、旅行最後の日です。
朝からスーパーに行ってみました。わー、焼きたてのパンがいっぱい!美味しそう。そして棚にあふれんばかりの野菜。お肉も豊富です。でも、そんなもの買っているわけにいかないので指をくわえながら、お土産のチョコレートなど買い求めます。安い!お水もなんと一本が30円とかです。バスの冷蔵庫にある水は一本一ユーロだから全然違いますね。
ジュースも美味しそうだし。ううう。

さて、最初はブタペストの町観光。
ブタペストは ドナウを挟んで西側のブダ地区(ブタではなくブダです)、東側のペシュト地区(ペストではなく)と別れています。おもにペシュト地区がきゅっといろいろなものがあるのでバスでくるりと回ります。ハンガリーのシャンゼリゼと言われる美しいアンドラージ通り、聖イシュトバーン教会。建国を記念した英雄広場。オペラ座。ざっと見て、おひるごはん。
午後は自由散策なのでどこへ行こうかな?

オペラ座のツアーは3時。なので、まずは中央市場へ。大きな市場が街の真ん中にあるので出かけます。
お昼を食べたレストランから市場へは歩いて20分くらい。散策しながら歩くとちょうどいいのですが、なにせオペラ座3時が控えていて食事が終わったのが1時。ちょっと時間的にいいようなわるいような・・・ということで電車の移動を試みました。ガイドさんに聞いてみると地下鉄よりトラムの方がわかりやすいよ、ということでした。そうそう、晩御飯は添乗員さんがお勧めのグンデルと同じ厨房を使った少しカジュアルなレストランがあるので行かない?ということだったのでそのお誘いに乗って6時にお約束。でも、レストランまでは地下鉄で行くので「切符買っといてくださいよー、出来たらね」

ここの電車の切符は全部共通です。地下鉄の駅で買えます。ブタペストの1号線は世界で初めて作られたという古い古い地下鉄。そのころは掘削の技術もなかったようで・・・
地下鉄の表示のある階段をとんとんとん・・え?もういきなりそこがホームでした。改札も何もありません。駅のホームは狭く天井も低い。ほどなく電車が入ってきました。がたん、ごとん。いやーん、可愛い!日本の地下鉄より一回りは小さい。幅も高さもね。へー。
そして、切符はホームの端っこにある小さな切符売り場(人が一人座れる程度の箱)で買います。添乗員さんに聞きました。切符買うのはなんていうの?「チケットプリーズ!でいいよ」うわ、シンプルやなー。
今回の添乗員さんは本当に英語が下手で、よくまあこれで通じるわねえ、というくらいのレベルです。「おっけー、わん ビール スリー れっどわいん! そー、私はねえ スプライト!ざっつおーる」みたいな感じです。さすがに物を頼む時には「くっじゅー(could you?)」がつきますが。
でも、彼女は何も困らず平気で生活しているので語学ってそんなもん?とか思ったり。要するに会話って、気合いなんですかね。
でも、チケットプリーズは それで正しくて、この街のチケットは全部共通したタイプで350フォリント 175円程度で 地下鉄もトラムも一区間乗れます。こういう切符はたいていの場合、時間でチェックしていて、乗った時間か 乗った駅かを打刻するパターンが多く、インチキするとすごい罰金を取られます。4万フォリント とかいう話もあるので間違わないようにしなくては。

地下鉄はホームに、トラムは車内に打刻機があります。ホームのは機械にチケットを入れると 時間を印字してくれますが、トラムは?今回本当にこのタイプは初めてでした。
まずは「チケットプリーズ。4アダルト」(?これでいい?)おばちゃんが片目で私をちらりと見て「「なんとかかんとか!」とぼそりと。「は?」・・・・紙を出して1400 と書いた。慣れたもんです。外人には書いてくれますが、この4が読めない。とりあえず買いました。そしてトラムの駅に行ってみました。あれえ、3つも路線がある。どれに乗るの?そばに立ってたおばあさんに「excuse me」と話しかけたら げげっ!ってみたいな顔されて手でしっしっ!と追い払われました。「あたしゃ、英語はわからんで」という感じです。で、若い女の子に聞きました。「we want go ~.which line?」そしたら、こっちのに乗った方がいいよ?と教えてくれました。んー、こっちの方が近そうなのにねえ、おかしいねえ?と思っていたら。
はい、ここの駅は始発でした。要するに、次の列車が早いよ、と教えてくれたらしいです。

次は乗って、打刻!違反されたら罰金。ちゃんとしなくちゃ。周りをみたら?だめなんです。地元の人は定期のような感じの物を持っていて、チケットはよそから来た人のためのものです。だから、真似ができない。きょろきょろきょろ。ところどころに赤い箱のような機械が。ちいさな四角い穴が空いています。チケットをそっと差し込みます。

しーん・・・

あれ?ちがうの?壊れてる?

別のにもういちど

しーん・・・

あれれ?

近くの若い男の子に 聞く。

手振りで引っ張る真似。へ?引くの?
あー、手前に金色のバーがありました。引きました。

がちゃん! 切符に穴が三つ。うわ、すごいシンプル。
9つの枠があって、そのうち3つの枠に穴。あー、この組み合わせでどの駅かわかるわけね?ふーん。
そして、次は降りる駅はどこ?ガイドさんが「川の手前で降りてね。橋を渡ったら遠いよ。」と言ってくれたので、橋が見えたら慌てて飛び降りる。トラムはまあ、外の景色が見えるからわかりやすい。

ちなみに地下鉄は大変でしたよ。だって、アナウンスは「ぼそぼそぼそぼそぼそ・・」到着駅の名前をなんとか言ってくれるくらいで、次は~ なんて言いません。狭い車内が満員。窓は小さい、見える駅名は その駅 しか表記がない。もう、一瞬でそれを見て、または、「今、みっつめ!あと二つ!」とか数えて。

ま、そんなでトラムもクリアし市場へ。いやー、ツアーは楽でいいんですけどね、たまに自由時間でこうやって動くのがやっぱりどきどきして面白いですね。何かを尋ねた相手が大笑いして、握手してばいばい!とか言ってたり。チェコやハンガリーのお年寄りは本当に英語だめでした。それに、現地の人は顔がけっこういかついので怒ってるの?と思うけど、単にそういう顔なのね。さんきゅー!って言ったら ふふふふ~みたいに笑う。

市場は立派なものでした。バロック様式の立派な建物。へー。
よくテレビに出てくる、ヨーロッパ風の大きな市場。2階建てです。一階は生活用品、二階はお土産とか雑貨。まず、野菜!すっごい豊富で、天井まで積み上がった野菜の山。キャベツもリンゴも100円でやまほど買えます。そして、スパイスが豊富。チーズも豊富。「まけとくでー」みたいな雰囲気の声がかかりますが。ま、試食だけ頂いて失礼。

名物のフォアグラの缶詰もいっぱい!二階には手芸品や木のおもちゃなど。マトリョーシカなんかも。

でも、以外と時間がない。3時にオペラ座!
2時過ぎたところでとりあえず移動。今度は歩いてみましょう。地図を見ながら「こっちかなー?」「通りの名前が違う!」「え、これでいいって!」
夫婦で旅行。こういうので喧嘩になるんです。夫はのーんびりして後で慌てるタイプ。私は常にゆっくりだけど、同じペースで動きたい。だから、ここで写真撮ってるより先へ行きたい!近道がこっち!だって、このカフェは見ないと!
結局ぎりぎりになってオペラ座に着いたときは 息があがっていました。ぜーぜー。




あ、やっぱり書ききれない。やっぱりハンガリーは面白かったんです。本当に。
続きはあした。

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