あこがれの文学館
いつかやってみたい、と思っている場所が何箇所かあるが、先週その1つの文学館でコンサートをしてきました。

はい、コンサートです。
今までは30分の出前演奏の域を超えなかったんですが、休憩挟んで1時間半。4部に分けた構成も考えてみました。

お客様は文学館だからご本の好きな穏やかなシニアの方が多い。進行もスムーズ。お話もよく聞いて下さるのでゆっくり進める事ができる。何より何より昔々関学のチャペルだったという建物は天井がドームのように高くて音がふわん!と響く。
吹いていて気持ち良いったら♪声の出るお客様もいて、楽器紹介してバスリコーダーが鳴ったら「おおーっ!」なんて反応してくれてうれしいったら♪

最後の挨拶は「この素晴らしい空間で演奏できて、そのステキな時間をみなさまと一緒に共有する事ができてとてもうれしかったです!」これは心からそう思う事だった。お客様が、ふんふん、と話を聞いてくれる、音楽の中に入り込んで曲が終わった時に、ふっと我に帰られる、その一瞬、一瞬を確かめながら進めていくのは本当に楽しくて、ずっとこのまま終わりたくない、そんな気持ちでした。

また、私の1番好きなジャンルであるバロックの曲を当時の低い音の楽器でできたのもとてもうれしい原因のひとつ。ギリギリまでテレマンやヴィバルディのような少しでもどこかで聞いた事のある曲にすべきだったのでは、と思っていましたが、メンバーで相談した大好きなウイリアムズの「鳥の鳴き声の模倣のソナタ」
いや、実は大失敗をしたのですが(あまり知られていない曲なので気づいた人は少しだったかも)、鳥の鳴き声のメロディが高い天井にのびのびと飛び立って、二羽の鳥が絡まり、揃って飛び鳴き交わしている、そのイメージがよく出て本当に楽しかった。

最後にしあわせ運べるように、のオブリガードを高く、遠く吹いた時には白い鳥が空に消えていくのが見えたような、そんな気持ちになった。

演奏させて下さった館長さんには本当に感謝したい。リコーダー愛好家冥利につきるステキな場所だった。
また出来ないかな〜なんて欲張りな事を考えたりしてみたが、ここで演奏できた!というのが1つのイベントだったのでまずは、コンサートが成功してお客様がニコニコと帰って行かれたことに喜びたいし、感謝したい。
リコーダーやってて良かったなあ、メンバーみんな仕事も忙しい、体調を崩した人もいたけど、頑張って集まって練習していいものが出来てこのグループ本当にいいなぁ、とうれしいうれしい週末でした。

コメント

ポピー
2016年3月29日23:17

楽しんでますね~♪ 真っ青な空に雰囲気あるドーム。1時間半の4部構成なんてすごいですね。しかも、そんな風に情景が見えるような仕上がりだったら、きっとお客さまも気持ちよく聞けたことでしょう。
仲間同士で一生懸命練習したものを披露できる場所があって、みなさんがノッてくれるって最高ですね(^^)

ありす
2016年3月30日6:55

何か手応えのある事が出来て、それを歓迎してくれる人がいるのは本当に楽しくて。
出来るかな?と思った事を断らない、のも1つの方針にしようかと思います。

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